ジャジー大家Kの、昭和レトロな街歩き

不動産と散歩も好きな、ジャズシンガー井筒Kの自然体ブログ

8.「京都」は、寄るべき街である。

山陰海岸から東京へJRで帰京する途中、京都で途中下車して楽しむ方法がある。

今回は4時間京都を楽しんだ。山陰線で京都駅の手前、二条駅で下車し、地下鉄に乗り換え1個目の駅に二条城はある。徳川家康らによって築城された二条城は訪問二回目で、今日は庭園を楽しんだが、やはり二条城は中をみるべきと確信した。大広間や狩野派による襖絵の絢爛豪華さは、時の権力者でないと成し得ないと思ってしまう。

真冬の観光の後は、土産物屋に併設した休憩所で、焼き団子ぜんざい+ほっと牛乳がオススメだ。焼団子を箸がわりに使って食べてと渡され、ぽかん。

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さてちょっと無理やりだが、写真は『ライオンズマンション二条城東』。

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この最上階あたりの部屋からは広大な二条城がバッチリ拝める。さぞ、毎日気分が良いことだろうなあ。こういう景色を得られるのは本当にあちこちに史跡が多い京都のマンションの特典だろう。

一方で、史跡の近くに高い建物があると雰囲気台無しという声も大きい。

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1992年築、67平米3LDKで、2820万円とある。この辺りが京都の相場?

その二条城前駅から地下鉄で数駅東に乗って向かったのは、京都市役所前駅。地上に上がると突然、あの本能寺が現れる。予想外。本殿の裏には、信長の剣を納めた小さいが堂々とした祠がある。信長、ここに眠るのである!

時間は3時半、昼食は食べなかった。何か適当な昭和レトロな店はないか物色していると、すぐに発見!「生そば常盤」創業明治11年、昭和どころじゃあ無い。

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熱燗と京名物にしんの甘露煮をいただく。しめて700円、うーんナイスプライス。ちなみに麺類はダメ。定食類が種類も豊富で良かろう。

体を温めたところで、新京極通り沿いにある、通称『蛸薬師』へ。癌封じのご利益がある。本日の目的だ。左手で撫で回すと癌が消えると言われる木製のリアルな鮹を撫で回し、さらに手をかざすと悪いところを吸い取ってくれるという蛸型を抜いた板に念を込めた。エーい。えーいっ。

http://tabitano.main.jp/7tako.html

かくして目的を遂げて四条河原町方面に出ようとしたら、物凄い人波を泳ぐことになった。凄すぎる。京都市人口150万人は間違った統計ではないか。大変な体力を使って、四条河原町交差点まで何とか出て、京都駅行きのこれまた混雑したバスに乗った。しかし、動かぬ。京都名物道路渋滞。果ては途中で、ここから京都駅まで歩いた方が早いと思われますという、慣れた運転手の呆れたアナウンスで、降りた集団にまぎれた。テクテクテク。

バスから見た風景に二つ驚いた。

一つはファミリータイプマンションの分譲がやたら多かったこと。京都の街並みを維持してきた景観条例でも変わったのかしらん。3400万円ぐらいから。

それと、京町屋の100年住宅という京町屋新築リフォームばかりの住宅展示場があったことだ。実家も古い京町屋住宅なので、一層興味がわいた。