5.ちょいと玄人。「入谷~千束~三ノ輪」の巻
副作用がいまだに抜けないけど、落ちこむのも人間飽きるものだと、出かけた。
このコースをそのまんまトレースしてもらってもよい、ええんちゃう!コースである。
入谷へは、いつもはJR鶯谷駅から歩いて行くのだが、すでに今日は40分ほど歩いてるので、仲御徒町から日比谷線で入谷へ(北へ2つ目)。先日、昼下がりのテレビ番組「L4YOU」録画を見ていたら、「俺たち~シリーズ」の俳優、田中健が奥浅草と称して散歩して三ノ輪の商店街まで訪れていたので、行ってみたくなったのだ。
さて。入谷駅から地上に出てすぐのところに、純水仕込、且つ石釜で焼いたパン屋「グーテ・ルブレ」がある。ここのパン、目下、一番好きなパン屋。看板を見たまえ!私が好きな天然水で仕込んだ上に、石釜で焼くのだ。ここのパンが食べたいがために、品川から時間使い、金使い、体力使い、はるばる来てしまう。そしていつも、どっさり買い込む。
さて、このパン屋にはキャッチフレーズがあったことを今日の撮影で発見した。う~む、おもろい。It's show time !
この店の前の道を国際通り方面に東に5分ほど歩いたところに、1区分所有しているマンションがある。「エスポワール入谷」だ。このマンションは好きだ。3年前、下町散策のきっかけをくれたのは、このマンションなのだ。
昭和建築であるが新耐震基準をクリアしている。区分所有している8階ベランダからの眺望は良い。部屋も20平米あり、快適。3点ユニットバスではあるが、廊下からはスカイツリーも見え、自分で住んでも良いなと思っている数少ないマンションだ。オートロックもある。惜しむらくは、投資性の強いマンションゆえか、修繕積立金が少なく、もう少し共有設備にメンテをかけてほしいものだ。
この地下になんとジャズクラブ「FOUR AND MORE」があり、このマンションを買う前に取材して、その後セッションにも行ってオーナーのサクソフォンプレーヤーに挨拶したものだ。東京理科大のジャズ研究会のたまり場にもなっているよう。
名前は忘れてしまったけど理科大の素晴らしいピアニストと出会った。その後、連絡を取ってライブの競演をお願いしたが、日程が合わなかった。今でも残念。
さて、このマンションから徒歩1分ほどのおおとり神社の三ノ酉で、その様を楽しんだ。大正ロマン飛び越えて、江戸文化。熊手を売る店の中に、熊手博物館という出店があり、江戸時代の熊手を見ることができた。
そして、えんえんと続く出店を横目に国際通りを北へ。どんどん未開拓の街並みへ。
三ノ輪だ。都電荒川線(先の大震災の折には東京でいち早く動いたらしい。路面電車。)の始発駅「三ノ輪橋(今は橋はないらしい)」を横目に、今日のメインエベント「ジョイフル三ノ輪商店街」へ。よく歩いたので、チェーン店を避けて、個人経営のきっちゃ店を探した。見つけた!ここだ。「ぱぱ・のえる」1984年創業、まぎれもなく昭和。この喫茶店のオーナー、話し好きで、この界隈のおもろい話をたくさん聞かせてくれた。なんとこのきっちゃ店、都電荒川線の1日乗車券も売っている。ラヴだね!
ストレート珈琲で、330円!もひとつ、ラヴだね。
マスターから名言いただきました。「東京は、東と西でまったく違う」。
★今回歩いた街
台東区の入谷、千束、竜泉、三ノ輪。
荒川区の東日暮里、南千住。踏み心地、良好なり。