ジャジー大家Kの、昭和レトロな街歩き

不動産と散歩も好きな、ジャズシンガー井筒Kの自然体ブログ

9.[続]京都は、寄るべき街である。

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浅い。反省し、前述の京都史跡2つ、少~し深くしてみます。

※写真は、あの本能寺です。

◆二条城

ユネスコ世界遺産でした。国宝でもあります。

・家康が西国大名たちに築城を命じたとある。命令してこんなものを作らせてた。陰で大泣きした大名は少なくなかろうて。

大阪夏の陣、冬の陣の軍議はここで行われ、そしてここから出陣したとある。

徳川慶喜がここで最後の将軍職に就いた。40諸藩の重役会議がここで開かれ、大政奉還をここで発表した。

いやあ、すごい所であった。ロマンあるよう、ここ。

蛸薬師(正式名称:永福寺)

’薬師’と付くのは病気平穏のことなのね!知らなんだ。それにしても、人でごったがえす新京極通りに面してる、とても小さかったこの寺だが、その祈りの場面は異常にも熱かった。ちなみにお経を唱える二人の坊さんはいずれも尼僧だ。別世界を垣間見ることができる。

「京都十二薬師霊場」という企画があり、その一つに数えられもする。

http://www.kyoto12yakushi.net/

自身が病気の人や、家族親族友人が病気の人は、コンプリートするも良しと思いました。

 

 

8.「京都」は、寄るべき街である。

山陰海岸から東京へJRで帰京する途中、京都で途中下車して楽しむ方法がある。

今回は4時間京都を楽しんだ。山陰線で京都駅の手前、二条駅で下車し、地下鉄に乗り換え1個目の駅に二条城はある。徳川家康らによって築城された二条城は訪問二回目で、今日は庭園を楽しんだが、やはり二条城は中をみるべきと確信した。大広間や狩野派による襖絵の絢爛豪華さは、時の権力者でないと成し得ないと思ってしまう。

真冬の観光の後は、土産物屋に併設した休憩所で、焼き団子ぜんざい+ほっと牛乳がオススメだ。焼団子を箸がわりに使って食べてと渡され、ぽかん。

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さてちょっと無理やりだが、写真は『ライオンズマンション二条城東』。

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この最上階あたりの部屋からは広大な二条城がバッチリ拝める。さぞ、毎日気分が良いことだろうなあ。こういう景色を得られるのは本当にあちこちに史跡が多い京都のマンションの特典だろう。

一方で、史跡の近くに高い建物があると雰囲気台無しという声も大きい。

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1992年築、67平米3LDKで、2820万円とある。この辺りが京都の相場?

その二条城前駅から地下鉄で数駅東に乗って向かったのは、京都市役所前駅。地上に上がると突然、あの本能寺が現れる。予想外。本殿の裏には、信長の剣を納めた小さいが堂々とした祠がある。信長、ここに眠るのである!

時間は3時半、昼食は食べなかった。何か適当な昭和レトロな店はないか物色していると、すぐに発見!「生そば常盤」創業明治11年、昭和どころじゃあ無い。

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熱燗と京名物にしんの甘露煮をいただく。しめて700円、うーんナイスプライス。ちなみに麺類はダメ。定食類が種類も豊富で良かろう。

体を温めたところで、新京極通り沿いにある、通称『蛸薬師』へ。癌封じのご利益がある。本日の目的だ。左手で撫で回すと癌が消えると言われる木製のリアルな鮹を撫で回し、さらに手をかざすと悪いところを吸い取ってくれるという蛸型を抜いた板に念を込めた。エーい。えーいっ。

http://tabitano.main.jp/7tako.html

かくして目的を遂げて四条河原町方面に出ようとしたら、物凄い人波を泳ぐことになった。凄すぎる。京都市人口150万人は間違った統計ではないか。大変な体力を使って、四条河原町交差点まで何とか出て、京都駅行きのこれまた混雑したバスに乗った。しかし、動かぬ。京都名物道路渋滞。果ては途中で、ここから京都駅まで歩いた方が早いと思われますという、慣れた運転手の呆れたアナウンスで、降りた集団にまぎれた。テクテクテク。

バスから見た風景に二つ驚いた。

一つはファミリータイプマンションの分譲がやたら多かったこと。京都の街並みを維持してきた景観条例でも変わったのかしらん。3400万円ぐらいから。

それと、京町屋の100年住宅という京町屋新築リフォームばかりの住宅展示場があったことだ。実家も古い京町屋住宅なので、一層興味がわいた。

 

7.腐っても『銀座』は、うれしいの巻

初めて銀座にワンルーム物件が出た。

とうとう俺も小さくても銀座に不動産を持てるかもと、スキップしながら見に行ったら、こけた。

なんでも、物件の名前が銀座と言っても名ばかりで、住所が銀座でない物件がたくさんあるんだそうだ。

しかーし、この物件「ジュエル銀座」(銀座しか許されないマンション名だね)は本物。築地に近いし、東銀座が最寄り駅だが、住所は「銀座7丁目」だ。

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6F、17平米、旧耐震の昭和築、1070万円也。洗濯機置けない。大家泣かせの電気温水器。

ところで『銀座は変わった』と思う。たまに歩いても『元銀座』という感覚になってしまう。きっと、バブルの頃の銀座を少し知ってるからだと思う。高級ブランドでない店がたくさん出店してるからかなあ。

と言いながら、その高級ブランドでない店で、3年ほど前にタキシードを買ったのも事実。しっかり恩恵をこうむっているのだから、なにも言えた義理じゃあない。

さて、昭和レトロだ。このきっちゃ店をご存知だろうか?

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銀座駅出たところの『パウリスタ』(地下1Fにある)。

http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13002648/

日比谷線東銀座駅歌舞伎座方面じゃなく、築地方面の改札を出たらすぐ右に回って、外に出る階段を登らず、ビルに入って行くところにある。

思い出すのだが、昭和の頃は、このようなカウンターだけの小さな珈琲屋が幾つもあったよなあと思い出す。漂う空気が柔らかいね。

◆今回歩いた場所

中央区銀座5丁目、6丁目、7丁目、8丁目。

追伸:

この物件、買いを入れたがまったく買えなかった。

200年は来ないと言われたバブルが、小さくても来るんだろうか。